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コラム / お知らせ

【フッ素】低濃度フッ素と高濃度フッ素のおすすめの取り入れ方について

ご家庭で使用している歯磨き粉や、歯科医院で取り扱っているフッ素などのフッ素濃度は様々です。

”一体どれを使えばいいのか?”

”いつまで使えばいいのか?”

フッ素が歯にいいことを理解し気を付けてみると、いろいろな疑問が出てくると思います。

今回はフッ素についてのコラムになります。

フッ素とは?

「フッ素」と聞くと、歯磨き粉に含まれている成分と考える方が多いと思いますが、自然界に存在するミネラルの1つです。

果物や野菜、お茶の中にも、フッ素は含まれています。

フッ素は歯に対して様々な良い効果があります。

フッ素の効果

・再石灰化の促進

歯から溶け出したカルシウムやリンなどのミネラル成分を歯に戻す働きのことを再石灰化と言います。

・耐酸性・結晶性の向上

歯質を強化し、虫歯菌の影響を受けにくくします。

・抗菌・抗酸化

虫歯菌の働きを弱め、歯を溶かす酸の生成を抑制します。

低濃度フッ素の応用

ご家庭で使用する歯磨き粉には、1000ppm~1500ppm程度のフッ素が入っています。

乳幼児のお子さん用に、さらに低濃度の歯磨き粉もあります。

毎日の歯磨きで、少しずつ歯にフッ素を吸収させることで、虫歯になりにくいお口の環境を整えることができます。

【歯磨き粉に含まれるフッ素濃度のおすすめ】

6ヶ月~2歳…500ppmで少量

3歳~5歳…500ppmで5mm程度

6歳~14歳…1000ppm

15歳~…1000ppm~1500ppm

【参考】

歯磨き粉を見ると、配合成分の一覧が載っています。

【薬用成分】にフッ化ナトリウムと記載されており、この歯磨き粉には1450ppmのフッ素が配合されていることが分かります。

高濃度フッ素の応用

歯科医院で使用するフッ素濃度は、9000ppmの高濃度のものです。

ご家庭用のフッ素のおよそ10倍になります。

高濃度フッ素を塗布することによって、歯の表面にフッ化カルシウムという結晶が作られます。

フッ化カルシウムから少しずつ歯の内部へフッ素が放出され、その効果は1ヶ月以上持続します。

定期的に高濃度のフッ素を塗布することで、虫歯になりにくい歯を作ります。

年に1回の塗布では効果は低く、年に2~4回の塗布が効果的です。

日々の低濃度フッ素の利用で歯の内部を強化し、定期的な高濃度フッ素塗布により歯の表面から強くするようなイメージです。

このように、高濃度フッ素と低濃度フッ素の両方を組み合わせることで、より高い虫歯予防効果を得ることができます。

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