MTA根管治療とは、根管治療の際にMTAセメントの抗菌・封鎖性を利用して、再発リスクを下げる治療方法です。
MTA根管治療の流れ
1、根管内をきれいにします
根管内の感染物質を取り除き、内部の洗浄・消毒を行います。
洗浄・消毒をするために、根管内を拡大する必要があります。
MTA根管治療では電動ファイルを使用するため、根管内の切削量を必要最低限に抑えることができます。
この工程は、根管内がきれいになるまで行うので、複数回かかります。
2、空洞になった根管内に材料を詰めます
洗浄・消毒が終わった根管内は空洞のままにしておくと再び最近が繁殖してしまうため、中に詰め物を詰める必要があります。
これを「根管充填(こんかんじゅうてん)」と言います。
MTA根管治療では、根管充填時にMTAセメントを使用して、内部を緊密に封鎖します。
3、コア(支台築造)治療、クラウン治療へ移行します。
根管治療は完了です。
次の治療へ移ります。