虫歯治療の方法は1つではありません
”同じ虫歯という病気なのに、同じ治療方法ではないのはなぜ?”
”前の治療では1回で終わったのに、今回は1回で終わらなかったのはなぜ?”
治療を受けていてこのような疑問を持つかたがいらっしゃいます。
虫歯の治療には様々な方法があります。
どのような方法で治療していくかは、虫歯の大きさや範囲で決めていきます。
虫歯の進行度によって感じる症状が変わるように、その歯に対する治療法も変わるのです。
虫歯の範囲が小さい場合の治療方法(軽度)
【削ってプラスチックを詰める】
このプラスチックとはコンポジットレジンといって、光を当てることによって固まる性質をもった歯科用プラスチックです。
1回で終わる虫歯治療です。
虫歯の範囲が中くらいの場合の治療方法(中等度)
【削って詰め物を詰める】
虫歯の範囲が広くなるとプラスチック(レジン)での治療が難しいため、型どりを行って銀歯、ゴールド、セラミックといった詰め物を詰めていきます。
この場合、2~3回の通院が必要です。
虫歯の範囲が大きい場合の治療方法(重度)
【神経を取ってから被せる】
虫歯が神経まで進行している場合は、まず神経を取る治療を行います。
神経治療が終わったら土台(コア)を立て、被せ物を被せていきます。
この場合は強い痛みを感じていることが多いです。
【抜歯】
虫歯がかなり進行して、歯の根っこの部分しか残っていなかったり、歯を残すのが難しい場合は抜歯になります。