歯に対しての治療では、削った部分に材料を詰めるため、治療の流れは比較的理解しやすいと思います。
しかし、入れ歯治療は歯がない部分に対しての治療なので、粘膜との適合や入れ歯に並べる人工歯のバランスなども重要となり、治療の流れを複雑に感じてしまう方が多いと思います。
入れ歯(義歯)の完成までの流れ
1、全体の型取りをします
その模型をもとに患者さんの型取り用の専用トレーを作ります。
2、専用のトレーで型どりをします
その際に口や舌を動かしたりしてもらいお口周囲の動きの記録もとります。
3、2で大まかな入れ歯の形が出来上がってきます
それをはめて噛んでもらい噛み合わせの記録をとります。
4、3で噛んだ噛み合わせに合わせて人工の歯が並んでできます
歯が並んできた入れ歯をはめて噛み合わせの確認や入れ歯の大きさ、歯の大きさのバランスを確認します 。
5、4で修正した入れ歯が出来上がってきます
まだ仮義歯の状態で最終確認をします。
6、完成
使用方法の説明、取り外しの練習を行い、お渡しします。
完成後の流れ
その後少しずつ調整をします。
新品の靴は使っていくうちに靴擦れができることがあります。
それと同様に、入れ歯も使っていくうちに歯肉などに傷ができることがあります。
調整を行いながらしばらく使用していきます。
今回ご紹介した流れは、補う歯の本数が多い(欠損歯数が多い)場合のものです。
1本の歯を補う1本義歯、少数歯を補う部分義歯の場合は、2~3回の来院でお渡しが可能です。