歯ブラシのみでのプラーク除去率は60%が限界!
スタンダードな歯ブラシは、形状的に平面部分の清掃に効果を発揮します。
歯というのは平面でできているわけではありません。
日本人の歯は豊隆が大きいと言われています。丸みを帯びているということです。
歯ブラシのみでどうにかケアをしようとすると、歯ブラシを当てる角度を変えたり、挿入方向を工夫する技術が必要ですが、それでも限界は60%の清掃率です。

上の写真の、歯と白いラインが接していない部分があるのが分かります。
調査結果では60%だけど本当なのか?
本当に歯ブラシだけでは汚れを落とし切ることができないのか実験をしてみました。

汚れが歯の前面にべったり付いている状態を再現しています。

写真のように、歯ブラシだけだと大きな面の清掃は可能でしたが、5分擦っても赤く残った部分がかなりあることが分かります。
歯ブラシのみでは、6割程度の清掃率だということは本当です。
細かい部分が磨けていないということです。
どこが磨き残ししやすいのか?
上の写真を見ると、
・歯と歯の間
・歯と歯肉の境目
・噛む面の溝
が赤く残っているのが分かります。
この3ヶ所は、歯周病・虫歯の三大好発部位です。
歯周病・虫歯の好発部位のケアには何がいいのか?
歯周病・虫歯の好発部位のケアをするには、やはり補助器具の使用が必要です。
しかし、歯と歯の隙間の程度や歯の形態など、お口の中は一人ひとり異なります。
デンタルフロスや歯間ブラシだけでもたくさんの種類がありますし、他にも様々な補助器具があります。
その中から適したアイテムを自分で探すのは気が遠くなってしまいます。
担当歯科衛生士のプロの知識と指導を受けて早く見つけて、セルフケアレベルアップの近道をしましょう!