コンポジットレジンは歯科用プラスチックで、経年使用によって吸水や変色、劣化が起こります。
劣化してくると、修復物と歯の間に隙間が生じ細菌感染しやすくなるため、虫歯の二次感染リスクが高くなります。
症例写真

真ん中に写っている歯には、コンポジットレジンでの治療がしてあります。
だいぶ前に治療をした歯ということでした。
コンポジットレジンの下部分が黒く見えます。
材料の劣化の他に、コンポジットレジンと天然歯の隙間から二次感染しています。

古くなったコンポジットレジンと、その周りの感染歯質を削っていきます。
削ったあとに、どの治療が適応できるか最終診断をします。
(予定していた治療内容と異なる場合は、患者様に説明を行います。)
今回は、予定通り再度コンポジットレジン修復が適応となりました。

新しいコンポジットレジンを詰めた状態です。
今回の治療はこれで完了しましたが、経年使用で再び再治療が必要になります。
その時期を見逃さないよう、定期検診で確認をしていきます。
コンポジットレジン修復
治療回数:1回
治療時間:20~30分