虫歯に感染してしまった場合、感染部分を削り、削った部分に人工物を詰める治療が必要です。
今回のコラムでは、虫歯治療に関して患者様からいただいたご質問にお答えいたします。
虫歯治療で歯を削られすぎていないか、逆に虫歯を取り残されていないかが心配です。
今回は、「どのように判断をして歯を削っているのか?」というご質問内容です。
虫歯治療で歯を削るときに大切なことは、感染歯質を完全に取り切ること、かつ健康な歯質を最大限残すことです。
虫歯に感染した歯質は軟らかくなっているため、歯の硬さを確認しながら削っていきます。
また、う蝕検知液(うしょくけんちえき)と言う薬液を使用して、虫歯に感染している歯質を確認しながら治療を行います。
う蝕検知液とは?

う蝕検知液を使用すると虫歯部分に色が付きます。
青く染まっている部分が虫歯に感染している歯質なので、ここを削っていきます。
この薬液を使うことで、最低限の削除量で虫歯治療を行うことができます。
また、虫歯の取り残しも防ぐことができます。
この薬液を使用することで、その後の虫歯治療に悪影響が出ることはありません。