MTA根管治療
根管治療で根の中の洗浄が終わり、空洞になった根の中にお薬を詰めていくことを「根管充填(こんかんじゅうてん)」といいます。
一般的な保険内の根管充填では、「ガッタパーチャ」というゴムのような材料が使用されます。ただこのガッタパーチャは特に効果があるわけではなく、スペースを埋めるという意味合いで使用されます。
根管内は複雑な構造になっているので、隙間が残ってしまうとそこから細菌が繁殖し、再び感染してしまいます。
その再発率は40%と言われています。
それに対して「MTAセメント」は、術後の収縮が少ないため、隙間を緊密に塞ぐことができます。
殺菌作用や封鎖性も高いので、治療後の経過が非常に良好です。
MTAセメントの効果
①封鎖性に優れている
②殺菌作用が高い
③生体適合性が高い
④硬化すると固くなる
⑤親水性が高い