歯周病中等度について
歯周病の進行は軽度・中等度・重度に分けられます。
中等度歯周病
歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝の深さ)4~7㎜
歯肉の腫れ・出血が拡大し、歯を支えている骨の破壊も進んでいきます。
支えが少なくなることで歯が揺れ始めます。
中等度歯周病の症状
”口臭を感じる・口臭を指摘された”
歯周病の細菌が繁殖してくるとお口の中が臭い始めます。
メチルメルカプタンというガスが発生するためです。
歯周病の細菌が放つ臭いは、「玉ねぎが腐ったような臭い」と言われています。
口臭を感じる、口臭を指摘された場合は歯周病の可能性があります。
口臭は、本人より周囲にいる人の方が気づきやすく、ご家族や友人に指摘をされて受診するかたが多いです。
”歯肉が下がった気がする”
歯周病が進行してくると、細菌が歯を支えている骨を溶かし始めます。
歯肉が下がったと感じるのは、骨を覆っている歯肉も後退するためです。
「歯が長くなった」
「出っ歯になった」
と感じるかたは歯周病が進行している可能性があります。
”ものがよく詰まるようになった”
歯肉が下がってくると、歯と歯の隙間が大きくなります。
隙間が大きくなることでものが詰まりやすくなり、詰まった食べ物に圧迫されることで痛みがで出ることがあります。
”知覚過敏”
歯肉が下がり、歯の根元が露出します。
根元は冷たいものの刺激を受けやすく
「しみる」
「痛い」
という知覚過敏の症状が出始めます。
”硬いものを噛むと痛い”
歯周病が進行し、歯を支えている組織が弱ってきているため、硬いものを噛むと痛みが出てきます。
このような症状が当てはまったら
このような症状が当てはまったら、歯周病が進行している可能性があります。
歯周病は痛みを伴わずに進行していくことが多く、ひどくなると歯を抜かなければならない怖い病気です。
そのままにせず、歯科医院で検査を受け、適切な治療を受けましょう。