着色はなぜつくのか?
歯の表面が茶色っぽくなっているのに、歯ブラシで擦っても落ちないという経験はありませんか?
着色というのは、歯の表面にできた細かい傷に色素が入り込むことによって見られるものです。
色が濃い食べ物や、ワイン、紅茶、お茶、タバコのヤニなどで特に着色しやすいと言われています。
着色をイメージしやすい身近なもの
食べ物を保存するタッパーを長年使用すると、カレーなどの色素がタッパー表面の傷に入り込んで、茶色くなります。
歯の着色も、タッパーと同じようなプロセスで起こります。
エアフロー(着色除去)
セルフケアや、通常の歯科医院でのクリーニングでも落ちない着色には、【エアフロー】と呼ばれる着色除去が効果的です。
着色除去専用の清掃器具を使用して頑固な着色汚れを除去します。

非常に細かいパウダー粒子をジェット噴射で歯に吹き付けることで「茶渋」や「タバコのヤニ」などの着色を効果的に落とすことができます。
エアフローの特徴
【短時間でキレイになる】
高圧洗浄機のように、細かい部分まで効率よく着色を落とすことができます。
個人差はありますが、施術時間は大体1時間前後です。
【歯や詰め物・被せ物を傷つけない】
研磨剤を使って歯の表面の汚れを擦り落とす方法とは違い、超微粒子のパウダーは詰め物・かぶせ物なども傷つけずに着色を取ることができます。
球状のパウダーが歯の表面を転がりながら着色を絡め取るため、歯や詰め物・かぶせ物を傷つけません。
【細菌の塊(バイオフィルム)の除去にも効果的】
エアフローは着色を落とすだけでなく、歯の表面に付着するバイオフィルムの除去にも効果的です。
着色除去の審美的回復に加えて、細菌除去もできるため歯周病・虫歯予防にも繋がります。