治療の合間に必要になることのある仮歯。
仮歯は読んで字のごとく”仮の歯”で、最終補綴物とは異なります。
仮歯は何のために使うのか?
・残っている歯を保護するため
・歯肉を正常な位置に回復させるため
・細菌の侵入を防ぐため
・噛み合わせの回復
・最終補綴物を作るための噛み合わせ、形などの確認
・見た目の回復
が必要な治療歯に対して使います。
仮歯は短期間使用するための被せ物
仮歯の材料は歯科用プラスチックで、最終補綴物のように強度があるものではありません。
仮歯が必要になる治療歯は、最終補綴物に金属やセラミックなど強度の高いものでの修復が必要です。
また、仮歯を接着させるセメントには、取り外しができる弱いものを使用しています。
そのため、ずっと使っていると、二次感染や劣化、割れてしまうことがあります。
治療が長期になる場合は新しく作り直すことがありますが、あくまで仮に数ヶ月間使用するものと考えてください。