歯の移植とは?
虫歯や歯周病が進行してしまったり、歯が折れてしまうと、病状・折れた場所によっては保存不可能となり抜歯をしなければなりません。
歯の移植は、抜歯をしたスペースに、親知らずなどの別の歯を植え直す治療方法です。
・他の歯と相違ない噛み心地
移植した歯は歯の周りの歯根膜という組織を介在して顎の骨に定着します。歯は歯根膜で噛み心地を感じるため他の歯と変わらない感覚で機能します。
・他の歯に影響を与えない
欠損した部分に対する治療で、ブリッジや入れ歯などの方法がありますが、どちらも隣り合う歯に欠損部分の働きを負担してもらうため、寿命を縮めてしまいます。歯を移植し自立させることで、他の歯に影響を与えません。
・費用を抑えることが出来る
他の歯に影響を与えずに欠損部分を補う方法の1つにインプラントがありますが、歯の移植はインプラントと比較すると、治療費を抑えることが出来ます。
・アレルギー反応が起こりにくい
欠損部分に入れるものはご自身の歯のため、異物として排除しようとしたり、アレルギー反応を起こしてしまうことがほとんどありません。
歯の移植の流れ
1、検査・診断
2、歯の清掃
3、移植手術
①保存不可能な歯を抜きます
②親知らずなどの歯を抜き、①の部分に移植します。
③移植歯を固定します
4、消毒
5、抜糸
6、歯の根の治療
7、被せ物作成
8、被せ物装着
9、経過観察