口腔内写真とは?
お口の中をカメラで撮影します。
レントゲンとは異なり、診察室にてカラーのお写真を撮ります。
口腔内写真を撮る意味は?
①診断のため
もちろん、お口の中を直接見たうえでの診断も行いますが、写真を残しておくことで患者様が退院後も見返すことができます。
歯科医師や歯科衛生士によるディスカッションもできるため、より精密な診断・治療方針のご提案が可能です。
②お口の中の変化を見つけるため
定期的に通院しているかたは、以前に撮影した写真と比較をすることができます。
そのため、お口の中の変化を早期に発見することができます。
経過観察をしている歯や粘膜の比較にも有効です。
③理解しやすくするため
言葉で説明されるだけでは難しいことでも、写真があると理解しやすくなります。
普段お口の中は暗くて細部まで見えにくいですが、口腔内写真を撮影することで鮮明に見ることができます。
視覚的情報により、今のお口の中の状態が分かるため、治療への理解も深めることができます。
口腔内写真を撮って何が分かるの?
【かみ合わせの状態】
どのようなかみ合わせをしているのか?
噛む力は強いか?
【歯並び】
どのような歯並びをしているか?
【歯肉の状態】
歯肉の色は正常か?
腫れているところはないか?
歯肉が傷ついている部分はないか?
【セルフケアの状態】
プラークが残っていないか?
歯石がついていないか?
【粘膜の状態】
口内炎などができていないか?
歯の痕がついていないか?
【歯の形・色】
歯の形態・色調はどうか?
【舌の状態】
舌が汚れていないか?
色は健康か?
初めてご自身の口腔内写真を見て、
「自分の口の中はこうなっていたんだ!」
と驚かれるかたが多いです。
まずは見て・知ることが大切です。
ぜひ検診を受けて、ご自身のお口の中を知るきっかけを作りましょう。