毎日歯磨きをしていると、同じ場所から磨いたり、同じように磨いたり、磨き癖がついているものです。
いつも同じように磨くため、ほぼ毎回同じ場所を磨き残してしまっています。
歯磨き指導では患者様のコントロール状態の把握や、磨き残ししやすい位置の特定をし、ケア方法の指導を行います。
歯を赤く染めます
歯を赤く染め、うがいをしていただいたあと、赤く残っている部分が磨けていないと判断できます。
どこに磨き残しがあるのか可視化することで理解しやすく、何回擦れば汚れが落ちるのかも実践でき、日常生活でのケアに必ず役立ちます。
染まった場所の汚れは何を使用すれば落とせるか、患者様はどの方法だとケアできそうかを見極めながら指導します。
赤く染まった部分は毎回記録して残し、患者様のコントロール状態の傾向に役立てます。
プラークコントロール目標値
赤染めの検査表をPCR(プラークコントロールレコード)と言います。
PCRを15%以下で安定させられるとコントロール状態は良好です。
目標値があると向上心を持って歯を磨いてくれる患者様も多いです。
PCRが0%の患者様は、お子さんからご高齢の方まで、幅広い世代でいらっしゃいます。
(PCR0%=すべての歯がしっかり磨けている・どこにも汚れがない状態のことです)
PCR15%以下、この値はとても重要であり、すべての人の目標値です。