🦷歯の神経(歯髄)
神経は、歯の心臓部分とも言えます。
神経を一度取ってしまうと二度と以前のような健康な歯に戻ることはありません。
健康な歯と比べると、神経を取ってしまった歯は寿命が短くなってしまいます。
15~20年寿命が縮まってしまうとも言われています。
健康な歯を長持ちさせるには、神経を残すことがとても重要なポイントとなります。
神経の役割とは?
【歯の異常を知らせる】
虫歯を自覚するきっかけとしてとして一番多いのが「痛み」です。
歯に加わる様々な刺激をセンサーとして感知して、痛みという形で脳に異常を伝えています。
【歯に水分や栄養を運ぶ】
【耐久性・抵抗力を維持する】
神経に通っている血管から、歯の中に水分や栄養を送っています。
そのため、硬くて丈夫な歯を保つことができたり、虫歯から歯を守ったりすることができます。
神経をとるとどうなるのか?
【歯が脆くなってしまう】
栄養を送る血管がなくなることで、歯に栄養が行き届かなくなります。結果、歯が脆くなり、噛んだ衝撃で割れたり、欠けるリスクが高くなります。
【虫歯に気づきにくくなってしまう】
刺激を伝える神経を取ってしまうため、痛みを感じにくくなります。そのため虫歯などの異常に気付くのが遅くなってしまいます。
【歯の色が変わってしまう】
血液の循環がなくなるため、歯は次第に黒ずんでいきます。