歯周病は歯を支えている周囲の組織を壊していく病気です。
虫歯のように痛みが出ないため、歯周病に罹患していること自体気付かない患者様もいらっしゃいます。
歯周病が進行してしまうと、歯が揺れてきて、抜けてしまうこともある怖い病気です。
歯周病は歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)に汚れが溜まることで進行します。
歯周病が進行してくると、歯周ポケット内にできた歯石がレントゲンで確認できることがあります。
歯石はセルフケアでは除去することが難しく、歯科医院で除去する必要があります。
症例写真
歯と歯の間に白いコブのようなものが何ヶ所も見られます。
これが歯周ポケット内に作られてしまった歯石です。
歯石ができることで周囲に歯周病の細菌が停滞し病気を進行させます。
一枚目のレントゲン写真の右下奥歯に付着していた歯石です。
歯周ポケット内にできた歯石は血液中のヘモグロビンが沈着するため黒褐色をしています。
症状があまり出ない歯周病は、歯科医院で検査を受けることで早めに発見することができます。
早期に病気を発見し適切な治療を受けることは、ご自身の健康を守るために必要不可欠です。
まずは何も症状がなくても定期検診を受けることが大切です。