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コラム / お知らせ

根管治療をした歯は失ってしまうリスクが高くなります【リスクを数値化して解説】

歯の内部まで細菌感染をしてしまったり、何らかの理由で神経と取らなければいけなくなった場合に根管治療を行います。

放置してしまうと、進行して歯自体を抜かなければいけなくなったり、隣の歯にも感染が及んでしまうため必要な治療です。

ですが、栄養供給の機能が失われるため、他の健康な歯と比較をすると、寿命が短く弱くなります。

根管治療歯の喪失リスク

前歯部 1.8倍

臼歯部 7.4倍

奥歯の方が日常的に強い負荷がかかるため、前歯より喪失リスクが高くなる傾向にあります。

また、奥歯の方が根の本数が多く、治療の難易度が上がることからもこのような結果が出ていると考えられます。

歯の喪失原因

歯を抜かなければいけなくなってしまう原因です。

歯周病(42%)虫歯(32%)に次いで第3位に歯根破折(11%)が原因で抜歯が必要になることが統計データにより出ています。(日本人の抜歯原因)

他に、お口の中が清潔に保たれている状態だと、破折が原因で喪失する割合が多くなると言われています。

その数値は62%で喪失原因第1位になります。

歯根破折してしまう理由としては、加齢も考えられますが、治療を繰り返して歯質が少なくなったこと、根管治療を行ったことで歯が脆くなることが多いです。

根管治療を受けるべきなのか?

このようなお話を聞くと、

”根管治療を受けても抜かなければいけないなら治療する意味はあるのか?”

と思われる方もいらっしゃると思います。

歯が病気に侵されている以上は、他の歯の健康も考え、基本的には治療を受けるべきです。

根管治療をしっかりと行い、定期検診に通っていれば、その歯の寿命は5~20年ほど持つと言われています。

しかし、何も治療をしなかった場合は、期間の個人差はありますが確実に歯を失うことになります。

また、根尖部分の膿の袋が大きくなり、他の歯が感染するだけでなく、全身にも細菌が巡ってしまいます。

 

今回は数値を示すことにより、根管治療歯の寿命が短くなってしまうことをお伝えしました。

ですが、この数値はあくまで平均値で、歯の状態によって変動します。

治療を行っても1年で抜歯になってしまう症例や、20年より長く持つ症例もあり、歯の状態・お口の中の状態によって様々だと言えます。

歯科医院で精密検査をもとに診断を受け、より良い選択をすることをおすすめします。

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