【インレーとは?】
インレーとは、虫歯治療で削ったところにはめ込む形の詰め物のことをいいます。
コンポジットレジン修復とは違って、型取りを行って製作するため1回の来院で治療を終えることはできません。
【1回で終わるコンポジットレジン修復では対応できないのか?】
”できるだけ少ない回数で治療を終えたい”
”あまり歯を削りたくない”
”なぜコンポジットレジン修復では治せないのか?”
このように思う方も少なくないと思います。
コンポジットレジン修復は歯科用プラスチックでの治療で、少ない歯の切削・1回で終わりますが、適応できる虫歯の範囲が限られています。
インレー修復が必要な大きい範囲にコンポジットレジン修復を行うと、噛む力で撓み(たわみ)すぐに外れてしまったり、神経に伝わる刺激を保護しきれないため痛みが出たりします。
虫歯の範囲別に適応できる治療について分かりやすくコラムにまとめてありますので合わせてご覧ください。

治療の流れ
①虫歯の除去
1度目の来院で虫歯を除去していきます。
削ったところには仮のセメントを入れて塞ぎます。
②削ったところを整える
2度目の来院では、インレーが適用できる形に整えていきます。
形が整ったら型取りを行い、技工所に送ります。
(1週間前後で完成します)
③インレーの装着
出来上がったインレーをセメントや接着剤で装着して、治療完了です。
虫歯の程度によっては、虫歯を除去した日に型取りを行う場合もあり、その際は計2回の来院で済みます。